お隣サマ。


「で、拓にぃの彼女、名前なんてゆーの?」

「だから涼太!!
彼女じゃないんだって!!」

「あはは……」



目の前で繰り広げられている光景はものすごく珍妙だった


なんせ大の大人と小さな子どもが言い合ってるんだもんね……



「あ、よかったら中入って?
ここじゃあれだし」

「え?あ、はい」