「今日はありがとうございました」 「いえいえ、こちらこそ♪」 アパートの部屋の前であたしはぺこりと頭を下げた ダーツは当然のごとくうまくできるはずもなく終わった でもどこか満たされた気がした 「あたし、少し会沢さんを勘違いしてました」 「え?」 不思議そうに首をかしげる会沢さん クスッ 「いつかお話できるときがきたら話します それじゃあおやすみなさい」 「うん……おやすみ」