そう、あの日拓に言われたのは想いだけではなかった 『ちづるちゃん……俺と一緒に住んでくれない?』 『え……?』 『今まで壁があったけど、これからは壁をとっぱらってちづるちゃんの顔が見たい』 言われたときは驚いたけど、嬉しかったな…… 「ちづるー。コーヒーまだ?」 「あ、待って。今入れる」 『タイトルは【隣のきみ】。 主人公が隣の部屋にすむ女性に惹かれていくという、瀬川真司の実際の出来事を元に執筆したそうです』 【fin】