「さぁ、着いたわよ」 涼太くんのお母さんが止めた駐車場から降りたあたしは唖然とした 「ここ……ですか?」 そこは超高級ホテルだった 「えぇ。今回は記者の人たちも呼んでるらしいから広いところってことでね。」 ヒールを鳴らせながら入り口に向かう涼太くんのお母さん あの姿は様になるけど……あたし絶対に浮く… 「さ、もう始まるわ。早く行きましょ」 「は、はい……」