「歩き疲れちゃったね」 「みたいですね」 姉貴が5時に涼太を迎えに来るらしく、まだ明るい夕方に俺たちは動物園をでた 涼太はすでに疲れて俺の背中で寝ている 「あは……涼太くんかわいい」 「普段からこれくらい大人しければ手もかからないのに」 「でもそれじゃあ会沢さん物足りないんじゃないですか?」 いつもと変わらないちづるちゃんの笑った顔 よかった……さっきよりも顔が吹っ切れた感じだ 「そうかもね」