「ちーづるちゃん」 「あ、はいっ!!」 背筋をピンと伸ばしたちづるちゃん やっぱり何か考え事してたのかな 「拓にぃおそーいっ!! 俺もうはらペコペコだよ~」 「あぁ、ごめんごめん はい、ちづるちゃんもどうぞ」 「あ、ありがとうございます……」 どこか浮かない顔をしたままのちづるちゃんは、無理やり笑顔を作ると、俺からホットドッグを受け取った