そんな
モテモテな斉藤君はよく男友達と一緒だ。



いつもいつも
彼の隣には誰かいる。



移動教室の移動中も。



清掃時間中も。



昼休みはもちろんのこと。



彼が人と離れたことなんて


ない。



少なからず、
私から見ればそうだ。



だけど
ある日。



斉藤君が昼休み、
彼の友達、矢崎と口論になっていた。