『好き』をあなたに

転校生がきた事も知らなかったよ…。
「知らないよ…。D組は離れてるから…。」

興味ないし…。


「春菜…。興味あるのか?」


ガシッと抱え込まれた。

「ぅへっ!!」
し、死んじゃう!
心臓が飛び出る──!

お、落ち着け春菜!
谷口君の腕の中で静かに深呼吸する。


「?春菜…?」


「上野ちゃん、茹蛸!」

「!!!」


雄大君 !? 言わないで──!