「ゴミ女のくせに、男と抱き合ってんじゃねえよ!!」 あぁ、翔さんと一緒の所を見られたのか……。 鬼の形相で悪態を吐く真莉奈を見ながら、私はどこか冷静だった。 真莉奈の指示でクラスメートが黒板消しで私を叩きだす。 そして、いつの間に用意したのか水のたっぷり入ったバケツが用意されていた。 「あの男の人を紹介してくれたら、許してあげる」 真莉奈が嫌な笑顔を浮かべる。 翔さんを真莉奈に差し出すか、バケツの水を被るかだ。 そんなの決まってる。 「水、かければいいでしょ……」 声が少し震えた。