小林さんのお墓に来て、謝ることが出来て、許された気がして……。 翔さんは笑顔を取り戻した。 空にかかった虹が、幸せになっていいんだよって私達の背中を押してくれているような気がした。 「ありがとうございます」 もう一度私達は小林さんのお墓に向かってそう言うと頭を下げた。 そして、手を取り合うとその場を後にした。 しっかりと、もう二度と離さないようにお互いの手を握り合っていた。 ゆっくりと下る坂道でも私は心の中で何度も感謝した。 翔さんを許してくれたことを、笑顔を見せてくれたことを。