君に贈る

「実は・・」


「ん」


「琉生が浮気してるかも・・」


「・・は?」


眉間にシワを寄せる雅喜


「最近帰ってくるのは朝方で・・」


「…」


「スーツからは女物の香水の香りがするの・・」


「…」


雅喜は険しい顔でため息をついた


「でも証拠があるわけじゃないし・・琉生を疑いたくもない」


「だから無理して自分を変えようとしてる?」


「っ」


「そんな服、前の沙菜なら着なかったしな」


バレてるんだ


「沙菜、自分を磨くことはいいことだけど‥」


「…」


「なんつーか・・全く違うお前になる必要なんてないんじゃね?」


え‥


「自分が好きなものをもっと好きになれば、自然と自分は輝くっつーか・・」


雅喜は照れ臭そうに言った


「あー今の忘れて。めっちゃハズい」


雅喜は片手で顔を覆った


「フッ。ありがと、雅喜」


でも、私変わりたい


ちゃんと旦那を信じれる妻になりたいんだ