君に贈る

でも、裕を思い出してると出てくる現実の問題


私は耐え切れなくて泣いた


「沙菜」


ふと顔を上げると雅喜がハンカチを渡してくれた


「ありがと‥」


「裕はずっとお前が好きだった」


「っ・・」


「裕のこと想うなら、お前が幸せになんないとな」


「っ・・うんっ・・」


でも、今の私は


・・幸せじゃないんだ・・


私はハンカチに顔を埋め泣いた


すると暖かい手が私の頭に乗った


「沙菜泣くな」


そう言われると余計泣いちゃうよ


「泣きたいときこそ、笑え」


っ・・


「って誰かが言ってた」


「フッ何それ」


「笑った」


私は雅喜を見つめた


「今日の沙菜元気ないの気づいてるんだけど??」


そう言って微笑んだ


「何があった?」


「…」


私は目を逸らしてしまう