君に贈る

沙菜SIDE

琉生はお義母さんと警察へ出かけ


私は愛理をうちに呼んだ


「沙菜もうすぐだね、結婚式」


「うん、でもまだ実感湧かないんだよねぇ」


「ははっ何で?準備とかしてるのに」


「うん、そうなんだけどねぇ」


ピーンポーン


「誰だろ」


私はモニターを確認する


尚吾


どうしたんだろ


私はエントランスの鍵を開けた


よく見ると二人


も一人誰?


あ、もしかして紹介してくれるのかな


でも琉生警察行っちゃったんだけど‥


二人を中に入れる


すると愛理の目が輝きだした


「沙菜、この前言ってただろ」


「うん」


「俺とタメの秀人」


「よろしく」


「どうも、沙菜です」


尚吾は愛理を見つめて言った


「言ってたのはこの子?」


「ううん、愛理は私の友達」