歩いて数分
本当に2人とも一言もはなさなかった

私から話すのも今の雰囲気はアレだな..

私は柚が喋ってくれるのを待っていた

すると...


「あのね..遥...相談があるんだけど..」
いきなりだったもので、私はビックリした

「っえ!? あ、うん どうしたの?」

「私さ...新と付き合うことになったんだぁ」

...え!?
本当...??
だとしたら、新よかった...!!


「ほ、本当!? 嘘じゃないよねっ?」

「ハハハ、遥あわてすぎ! 本当は前から好きだったんだよね...」

「よかったね、恋が稔ったって感じかな?」

「そうだね! でも...」

急に柚は悲しそうな顔をした

「..柚?」

「私さ、新の事心から愛せる自信がないんだ..よね」

「....どうして?」

「私中学の時彼氏いたの...でも..」

柚はうつむいた

「でも...?」
すると柚は
何決心を付けたような目で私を見た

「私..彼氏を殺したの...」