「イミわかんなから、新は優しいじゃん? すぐ彼女できるよ」

「俺が1番..優しくしているのは柚なんだけど..」

「つまりなに? 私のこと好きだってこと?」

偉そうな口調だけど..本当はすごいバクバク..

「....おう..ダメかよ」

「ダメじゃないけど...え..つまりなに? これって...」



「リョーオモイ!!!!」


さっきまで居なかった里香ちゃんが入ってきた

「柚さんとおにぃちゃんはリョーオモイなのねっ!」

きらきらと目を輝かせ私に訴えてくる

「里香ちゃん...おにぃちゃんは冗談をいってるだけだよ?」

「そんなことないもぉん、里香、おにぃちゃんのレンアイソウダンしてるもんっ」

と得意げに笑った

「新..本当?」

「あ,,,あぁ...」

「それって..私と付き合ってくれるってこと?」

「柚がよければ..な」

「プハ..何それ!?」

「なんで笑うんだよっ、結構緊張してんだからなっ」

「彼氏..かぁ」


そうして私たちは、カップル...として町並みを歩いた


―――過去にあったこと新にいったほういいよね

そんなことを思いながら3人で帰った


その夜
携帯の電源をOFFにしていたため、あわてて携帯を開くと

着信:30
メール:29

こわ...

それはすべて遥からだった


今の私はとてつもなく遥という存在が大切だった

私は弾む気持ちで発信ボタンを押した

「...っあ、もしもし遥?」