「優姫さん、飲み過ぎですよ。」


「………。」



終わりを促す聞き慣れた落ち着いた声を耳に入れながらも

私はその手を止めずにいた。



「優姫さん!!」



「……ぅるさいなぁ。」




大きくなったその声に一瞬だけ手を止めた。