あの日から俺は
仕事にかこつけて琉禾に会いに行かなかった。
いや、いけなかった。
それでも俺の頭ん中は
琉禾の事でいっぱいで、
仕事中も“心ここにあらず”じまいだ。
見かねたメンバーが
(何かあったら頼れっ)
(俺たちは1人じゃねぇんだ、支えあっていけんだから)
て言ってくれた時、
柄にもなくコイツらがメンバーで良かったと心の底から思った。
まぁ、こう思ったなんてメンバーには口が裂けても言ってやんねー笑
ぜってぇ調子乗っから笑
でもなんだかんだ言っても頼れるメンバー。
琉禾のこと相談したら、なんだかスッキリしてる自分がいた。
その日からまた、
俺は時間が許す限り琉禾に会い行っては傍に寄り添った。
