否。

波紋一つ立たぬ水面のような龍太郎の心の中に、一つの目標が生まれていた。

天神学園最強。

その称号すらも、一つの通過点とすればいいではないか。

死神少女達は、いなくなる訳ではない。

天神学園を卒業するだけだ。

またどこかで、再会する事もあろう。

街角で、往来で、もしかしたら照明輝くリングの上で、或いは銃声響く戦場で。

いつか顔を合わせる事もあるかもしれない。

その時に拳を交え、勝つ事が出来れば…!