「いいじゃねぇの、立禅」

元より太極拳の修行にはそろそろ飽きてきていた所だ。

龍太郎は興味を惹かれる。

「よし、ならばこれからやり方を教えてやる」

龍娘は実際に、龍太郎の目の前で立禅を披露して見せた。