「キャンプ楽しかったね」
「うん。彼氏もできたし!」
あっという間にキャンプ最終日。
昨日はあれからずっと4人で遊んで過ごした。
まあ、楽しかったかな。
今日はバスに乗って帰るだけ。
バスは学校に到着するから、そこから自力で帰らなきゃいけない。
ちなみに今はもう学校に着いて、あとは帰るだけ。
「本当、見せ付けてくれちゃって」
「杏もつくれば?」
いや…彼氏って作ろうと思って作れるものじゃないでしょ?
っていうか、まずいらないし…
「杏ちゃーん!帰ろー!」
「…いや、なんで来んのよ」
ちなみに大きな荷物は、業者が家まで運んでくれるらしい。
キャンプなのに、なんだか豪華。
だから帰りはすっごい身軽!
「帰ろうよ~!俺、腹減っちゃったよ」
「私たちも帰るから!じゃあね~!」
私と宇野くんがそう言ってる隣で、美保と小林くんが一緒に帰っていった。
私もなんだかお腹すいたし…ま、今日はいいか。
「じゃあ…帰ろっか」
「やあった!ファミレス寄ってこー♪」

