すると、美保はプルプル震えながら言った。
「私…好き好きオーラ出しすぎてたのよ!!」
す、好き好きオーラ?
「いつもベッタリしてたし…それに、それに!会いたい会いたいっていつも言ってたし、メールとか電話もしょっちゅうしてたしっ…!!」
力説してる美保は立ち上がって言った。
ちょっと…鼻の穴、膨らんでるよ。
「私、束縛しすぎだったのよ!」
「さすがお前だな」
「え!?」
突然後ろから聞こえた声に私も美保も勢いよく振り返ると、そこにいたのは呆れ顔の宇野くんと、困惑気味の小林くん。
美保の顔色がサーッと青白くなったのがはっきりとわかる。
「ち、違うの小林くん…あの…」
「岩村さん」
美保の心配とは裏腹に、小林くんは優しく美保の手を握って言った。
「会いたいときは、会いたいって言っていいんだよ?」
「え…?」
予想外のセリフに、美保も私も困惑気味。
その横でニヤニヤしてる人が約1名。
「俺は、そのままの岩村さんが好きだから」
き、きゃー!!
ちょ、ちょっと…何コレ!!