「ち、違う違う!!勝手に入ってきただけなの!!」



もうなんでこうなってるのよー


あぁ泣きたい…



「言ったでしょ!私、迷惑してるって!」

「でも~本当に迷惑してるなら、部屋に入れたりしないでしょ?」

「それも2人きりで」



だ、だからそれはぁっ!


宇野くん機嫌悪そうだったし…


な、なんか待ってたみたいで申し訳なく思っちゃって…


でも、そ、そうだよね!


申し訳なく思うことなんてないんだよ!


だって向こうが勝手になんかやってるだけだし!!


そうだよそう!



「違うの!とにかく、本当に私そんなんじゃないから!」



恋愛なんて無駄無駄!!


する必要一切なし!!


宇野くんと付き合うなんて論外中の論外なのよぉぉぉ!!!!


その夜--


美保は部屋に帰ってきてすぐに泣いてた


そんな美保を見てたら、なんだか胸がきゅうんってなった


恋をしてる美保は本当に可愛い


その日はみんなで寝ないで、ずっと美保と小林くんの話をしてた