「入った~♪」
「ちょっと。さっきの何?」
「ん?さっきのって?」
たった一瞬だったけど私は見逃さなかった…
ちゃんとこの目で見たんだからね!!
「甘って!!嫌そうな顔してたよね!?」
そうなんです!
海藤くんは一気飲みしたあと、そう呟いて不味そうな嫌そうな顔してたの!
ミルクティー愛してる私にとって、そんなのは絶対絶対許せない!!
「だって俺、甘いの嫌いだし」
じゃあ何故ミルクティー飲んだのよ…
「試しに飲んでみよっかなって思ったけど、全然無理だったわ」
宇野くんは苦笑いしながらそう言った
「こんなにおいしいのに…」
甘いの嫌いなんて人生損してるよ!!
私は甘いもの食べるためにいろいろ頑張ってるくらいなのに…
「明日は海水浴かあ」
そう言って宇野くんはでーんと大の字に横になった

