「なんかキャンプっていうより修学旅行みたいな感じだよね」
私は綾部くんにコーラを手渡して言った
もちろん私は大好きなミルクティー
「明日は海水浴だしな」
そう。それに泊まるところも、テントじゃなくてホテルだし。
綾部くんは一気にコーラを飲み干して笑った
「じゃあまた明日ね」
エレベーターを降りて綾部くんに手をふる
綾部くんはもう1つ上の階だからここでバイバイ
なんか今までそんなに話したことなかったけど、話してみるといい人なんだなあってわかった
そんな私は、少しルンルン気分で部屋に戻った
…けど。
そんなルンルン気分は一瞬にしてふっとんでしまった
「遅い!どこ行ってたんだよ」
な、なんでいるのよ…
しかもなんか私、怒られてるし…
「もー俺待ちくたびれた!!」
そんなこと言われても…

