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そして…
「あ~緊張するよ~」
ついに美保と小林くんの約束の時間がきてしまった
さっきからずっとそわそわしている美保。
そんな美保を見ていると、私までドキドキしてきちゃった。
「大丈夫!自信もって!」
「恋したことない人に言われても自信なんてもてないよ」
なっ…!!
それはそうだけど…
「私なりに応援してるのに…」
「ぷっ、冗談だよ。ありがとね」
…冗談って。
でも、美保らしいっていえば美保らしい。
美保っていっつも素直じゃないんだもん。
思ってること素直に言えないタイプなの。
「杏も頑張ってね!」
「なにを?」
「宇野のこと誘って散歩でも行ってきなよ♪」
な、なんでまた宇野くんなのよ!
「私のことはいいから、小林くん待ってるよ?」
挙動不審なくらい緊張してる美保は、そのまま部屋を出ていった
美保…頑張れ!!

