好きな人が、できました。



「春斗のお友達かしら?」

「あっ、は、はい…」

「来てくれたの?あ、私は春斗の母親です」



う、う宇野母ー!?


うそでしょ!?


すっごい若い!! キレイ!!



「上がって上がって♪」

「あっ、あのっ」



私の手を引っ張って、部屋の中に連れて行く宇野母。


この強引さ…お兄さんとそっくり!!



「今春斗寝てるのよー。起こしてくるわね」

「いえ、あの寝かせてあげてください」

「そう?じゃあ、せっかく持ってきてくれたし果物でも食べましょうか」



はい…


ただ今、宇野母と2人でリビングにいます。


何これ…やっぱり来るんじゃなかった…!


緊張するよー…!!