「やめてよー!違うって!私が好きなのはB組の小林くん!」
B組の小林くん?
隣のクラスにも、小林っていたんだ…
「杏、知らないの?じゃぁ見に行こう!小林くん、本当にかっこいんだから!」
授業が終わったあと、美保に無理やり引っ張られて、私はB組に行くことに…
正直、B組には行きたくない。
だって、宇野くんがいるから。
あの日から何かと私にちょっかいを出してきて、もう面倒なんだもん。
「あ、いたいた!」
B組の入口のところからこっそり教室の中を覗く。
美保が指さした先には…なぜか宇野くん…
もう、だから嫌だったのに…
私たちに気づいた宇野くんはニコニコしながらこっちに向かってくる。
「美保、帰ろう」
「え?杏、小林くんわかったの?」
わかんないよ!
でも、もうこれ以上面倒なことになりたくないの!
「あーんちゃん♪何しに来たの?」
げっ…もう来た…
私はニコニコ笑ってる宇野くんを無視して、また教室の中を覗いた

