「いや、いいよ。どう考えても変でしょ」
「来なよ!ミルクも一緒でいいし」
「ちょっ…」
無理やり手をひっぱる部員B。
なんで行くことになってるのよ!?
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「…って感じだったの!」
だから行きたくて行ったわけじゃないし!
むしろ無理やり連れていかれたって感じで。
私の話を聞いて、美保は不気味に笑ってる。
「なるほど。仲間がたくさんいるってことね」
「仲間?」
「こっちの話よ」
そう言って美保は宇野くんがこの話を知ってるのか聞いてきた。
そりゃ、知ってるわけないでしょ。
別に言う必要もないし。
「知らないでしょ」
「…ふうん」
美保が意味深な笑みをこぼしていたのを、私は見逃していた。

