『行きたくないなら無理しなくていいから』
「無理なんかしてないけど、妹もいいかな? 私より楽しみにしてるから」
ためらいがちに言う東雲の言葉に、水沢の目が光った。
「僕は構わないよ、君が責任を持って面倒をみるんだろうから?」
『俺も秋も東雲の妹に会ってるし、水沢に迷惑はかけないから大丈夫だよ。な?秋』
「え? う、うん」
俺の言葉に冷静な顔で「俺に面倒かけるなよ?」と言った。先生と話してる時の穏やかさは何処へいったのか、自ら嫌われ役を買って出る水沢の事がわからなくもない。
一瞬にして空気を変えてしまった水沢は、俺と目が合うと一秒だけ笑い目を伏せた。
「めんどう掛けられたくないなら関わらなきゃいいだろ?誰も一緒に行ってくれなんて頼んでないんだし」
『秋言いすぎ』
「だってそうだろ?誰も一緒に行ってくださいなんて言ってないのに、突然来て行くのか?行かないのか?なんて聞かれたら、とりあえず「行く」って答えるしかないだろ?」
ケンカ腰の秋を宥め怯えて困ってる東雲と冷静な水沢を交互にみた。
『秋落ち着いて!』
「先生以外眼中に無いからって東雲に冷たくするのは間違ってるって晴斗も思うだろ?」
水沢は秋に何を言わせたいんだろう?
どんな言葉を引き出そうとしてるんだろう?
取り合えず今は東雲を助けないと。
泣きそうな顔で秋に合図を送ってるのに、秋には見えないくらい怒ってるみたいだし……。
『なぁ、このケンカっていつまで続くの?』
俺の言葉に水沢が反応した。
「続くって
「続くって?なにが」
秋が怒ったまま答えた。
これ以上場の雰囲気が壊れるのも困るけど、二人の空気にやられ始めてる東雲をみていられなかった。
自分のせいだと落ち込んでるのもいたたまれない。
『だからこのケンカ。俺と東雲帰るから。』
東雲を見て我に返った秋の口調が弱くなる。
「別に言い争ってるわけじゃ……」
「馬鹿馬鹿しい。」
そう言って、保健室に入る水沢が俺の肩をポンッと叩いた。
それは「助かった」そう言ったように見え、小さく頷いた。
その場も落ち着き、帰ろうかという空気になったとき、水沢が出てきた。
『水沢は先生と帰るのかと思ってた』
「一緒は無理だから。さっきは悪かった。」
東雲に謝ると、一人帰っていった。
『じゃあ、俺たちも一緒に帰るか』
秋と東雲に目配せをし、水沢の元へ走った。
こうやって大人になっていくのかな?
そんな事を考えていると、水沢と話していた秋が隣に来て「色々ごめんな?」と謝ってきた。
『いいよ。水沢も少しやり過ぎなところあったし。』
「はぁー最悪だ」
肩を落とす秋は東雲の背中を見つめタメ息を吐いた。
『それよりちゃんと誘ってこい!』
秋の背中を押し、東雲の隣へ送ると、水沢の隣に並んだ。
「色々ありがと。」
水沢の言葉につい笑ってしまった。
『少しやり過ぎだと思う。でもちゃんと誘えてるみたいで良かった。』
「うん。」
水沢の事はやっぱり分からない事の方が多いけど、いい友達になれそうな気がする。
「無理なんかしてないけど、妹もいいかな? 私より楽しみにしてるから」
ためらいがちに言う東雲の言葉に、水沢の目が光った。
「僕は構わないよ、君が責任を持って面倒をみるんだろうから?」
『俺も秋も東雲の妹に会ってるし、水沢に迷惑はかけないから大丈夫だよ。な?秋』
「え? う、うん」
俺の言葉に冷静な顔で「俺に面倒かけるなよ?」と言った。先生と話してる時の穏やかさは何処へいったのか、自ら嫌われ役を買って出る水沢の事がわからなくもない。
一瞬にして空気を変えてしまった水沢は、俺と目が合うと一秒だけ笑い目を伏せた。
「めんどう掛けられたくないなら関わらなきゃいいだろ?誰も一緒に行ってくれなんて頼んでないんだし」
『秋言いすぎ』
「だってそうだろ?誰も一緒に行ってくださいなんて言ってないのに、突然来て行くのか?行かないのか?なんて聞かれたら、とりあえず「行く」って答えるしかないだろ?」
ケンカ腰の秋を宥め怯えて困ってる東雲と冷静な水沢を交互にみた。
『秋落ち着いて!』
「先生以外眼中に無いからって東雲に冷たくするのは間違ってるって晴斗も思うだろ?」
水沢は秋に何を言わせたいんだろう?
どんな言葉を引き出そうとしてるんだろう?
取り合えず今は東雲を助けないと。
泣きそうな顔で秋に合図を送ってるのに、秋には見えないくらい怒ってるみたいだし……。
『なぁ、このケンカっていつまで続くの?』
俺の言葉に水沢が反応した。
「続くって
「続くって?なにが」
秋が怒ったまま答えた。
これ以上場の雰囲気が壊れるのも困るけど、二人の空気にやられ始めてる東雲をみていられなかった。
自分のせいだと落ち込んでるのもいたたまれない。
『だからこのケンカ。俺と東雲帰るから。』
東雲を見て我に返った秋の口調が弱くなる。
「別に言い争ってるわけじゃ……」
「馬鹿馬鹿しい。」
そう言って、保健室に入る水沢が俺の肩をポンッと叩いた。
それは「助かった」そう言ったように見え、小さく頷いた。
その場も落ち着き、帰ろうかという空気になったとき、水沢が出てきた。
『水沢は先生と帰るのかと思ってた』
「一緒は無理だから。さっきは悪かった。」
東雲に謝ると、一人帰っていった。
『じゃあ、俺たちも一緒に帰るか』
秋と東雲に目配せをし、水沢の元へ走った。
こうやって大人になっていくのかな?
そんな事を考えていると、水沢と話していた秋が隣に来て「色々ごめんな?」と謝ってきた。
『いいよ。水沢も少しやり過ぎなところあったし。』
「はぁー最悪だ」
肩を落とす秋は東雲の背中を見つめタメ息を吐いた。
『それよりちゃんと誘ってこい!』
秋の背中を押し、東雲の隣へ送ると、水沢の隣に並んだ。
「色々ありがと。」
水沢の言葉につい笑ってしまった。
『少しやり過ぎだと思う。でもちゃんと誘えてるみたいで良かった。』
「うん。」
水沢の事はやっぱり分からない事の方が多いけど、いい友達になれそうな気がする。


