玄関の戸を開けた時、ガシャーンッと大きな音の後に笑い声が聞こえ、僕の『ただいま』は、かき消された。
リビングからした音の正体を確かめる為、ドアノブに手を掛けたとき、ガラス窓から見えてしまった。
《ただいま》
そう声を掛けた時の二人は、驚き慌てていた。
それもそうだ。
ソファーの上でスミレが秋に押し倒されているんだから。
倒れてる脚立とさっきの音を聞けば、何があったかはだいたい想像はつくのに……
〈晴斗、違う、これは〉
否定された事が悲しかった。
秋が慌ててスミレから離れ、両手を上げながら後ずさった、その行動が癪に障った。
怒りでスミレの顔も見れず、キツく握った拳がジンジン痛む。
無言でその場を去ろうと振り返ると、付いてきた秋が言い訳のようにしゃべり続ける。
〈晴斗あれは──〉
何度その言葉を聞いただろう?怒りを鎮めるのに必死な俺は、秋の話を聞き流していた。
何をしようとして倒れたのかを説明しているが、全然頭に入ってこなかった。
《ごめん、ちょっと1人になりたい》
〈あ、うん……〉
もう一度ごめんと謝り、扉を閉めた。
リビングからした音の正体を確かめる為、ドアノブに手を掛けたとき、ガラス窓から見えてしまった。
《ただいま》
そう声を掛けた時の二人は、驚き慌てていた。
それもそうだ。
ソファーの上でスミレが秋に押し倒されているんだから。
倒れてる脚立とさっきの音を聞けば、何があったかはだいたい想像はつくのに……
〈晴斗、違う、これは〉
否定された事が悲しかった。
秋が慌ててスミレから離れ、両手を上げながら後ずさった、その行動が癪に障った。
怒りでスミレの顔も見れず、キツく握った拳がジンジン痛む。
無言でその場を去ろうと振り返ると、付いてきた秋が言い訳のようにしゃべり続ける。
〈晴斗あれは──〉
何度その言葉を聞いただろう?怒りを鎮めるのに必死な俺は、秋の話を聞き流していた。
何をしようとして倒れたのかを説明しているが、全然頭に入ってこなかった。
《ごめん、ちょっと1人になりたい》
〈あ、うん……〉
もう一度ごめんと謝り、扉を閉めた。


