『でも……』
「大丈夫だって」
40度近い熱があるのに、大丈夫な訳がない。俺がなにも言わずにいると、秋の声が強くなった。
「晴斗!」
『とりあえず様子見てくる』
秋をなだめ立ち上がると、突然手首を掴まれた。様子を見に行くだけで怒られたのは初めてだ。
風邪を引いて不安なのは分かるけど、……もしかして
『寂しいのかな?』
考えていた事が声に出てしまい、ハッとして秋の顔を見ると、耳まで真っ赤にしながら「ハア?、バカじゃねぇの」と目を逸らした。
『図星かよ……』
「違うっ……!」と言いながらも、掴んだ手は離そうとしなかった。それがおかしくて、なぜだか可愛く見えて、俺に足りないものを全て持ってる秋にほんの少しだけ嫉妬していた。
『とりあえず見てくるから、買いに行くかはそれから決めるから、な?』
「……分かった」
不満そうな顔をしながらも手を離した。
『ちゃんと寝てろよ?』
掴まれていた手を布団の中に戻すと、秋が大きくため息をついた。
『あぁ、なんかあったらケータイな?』
「早く行けっ」
──部屋を出て階段を下りながら、今日1日で何往復する事になるんだろうと考えた。
「長々とごめんねぇ?」
「いいわよ~、久々に楽しませてもらったから!」
そんな会話をしながら、リビングから二人が出てきた。
「あら晴斗くん!秋のワガママ聞いてくれてありがとうね?」
『え? いえ』
訳が分からず適当に返した。
「じゃあ、また来るね?」
「うん、いつでも待ってるから」
「大丈夫だって」
40度近い熱があるのに、大丈夫な訳がない。俺がなにも言わずにいると、秋の声が強くなった。
「晴斗!」
『とりあえず様子見てくる』
秋をなだめ立ち上がると、突然手首を掴まれた。様子を見に行くだけで怒られたのは初めてだ。
風邪を引いて不安なのは分かるけど、……もしかして
『寂しいのかな?』
考えていた事が声に出てしまい、ハッとして秋の顔を見ると、耳まで真っ赤にしながら「ハア?、バカじゃねぇの」と目を逸らした。
『図星かよ……』
「違うっ……!」と言いながらも、掴んだ手は離そうとしなかった。それがおかしくて、なぜだか可愛く見えて、俺に足りないものを全て持ってる秋にほんの少しだけ嫉妬していた。
『とりあえず見てくるから、買いに行くかはそれから決めるから、な?』
「……分かった」
不満そうな顔をしながらも手を離した。
『ちゃんと寝てろよ?』
掴まれていた手を布団の中に戻すと、秋が大きくため息をついた。
『あぁ、なんかあったらケータイな?』
「早く行けっ」
──部屋を出て階段を下りながら、今日1日で何往復する事になるんだろうと考えた。
「長々とごめんねぇ?」
「いいわよ~、久々に楽しませてもらったから!」
そんな会話をしながら、リビングから二人が出てきた。
「あら晴斗くん!秋のワガママ聞いてくれてありがとうね?」
『え? いえ』
訳が分からず適当に返した。
「じゃあ、また来るね?」
「うん、いつでも待ってるから」


