『ううっ……トイレ』
身震いしベッドから出ると、トイレに行くためドアへ向かった。
ガチャッと小さく音をたて開いた扉の隣に人影が見えた。
『──うわっ……スミレ?』
目を凝らし見ると、体育座りのまま寝むるスミレいた。
倒れてきたスミレを受け止めると体が冷えきっていた。
『なんでこんな所に....』
顔を隠す髪をかきあげ、顔を覗くと子供のような寝顔があった。
スミレを起こそうと肩に手を置き少し考えお姫様抱っこし部屋に戻ると、ベッドに寝かせ再び部屋を出た──
「誰?晴斗?!」
階段を下りていると、通りかかった友紀ちゃんが声を掛けてきた。
『友紀ちゃん、まだ起きてたの?』
「うん、録画してたドラマ観てたの。こんな時間じゃないと体が開かないから
それより、大丈夫?」
『なにが?』
何の事を訊かれているのか分かっていたけど、知らない振りをした。
「スミレちゃんの事、ビックリしたでしょ?」
『まあ……。』
「どこかのタイミングで話したいって言われた時は驚いたけど、あの子にはあの子なりの考えがあるだろうから、あえて反対はしなかったけど……
晴斗が出ていった後、泣きそうな顔して「こうなることは分かってましたから」って無理しちゃって......」
ため息混じりに呟いた言葉を聞き、自分を責めた。
『そっか。......スミレにその話されたのっていつ頃?』
「ん~……あ!、何年かぶりに来た日の、晴斗が帰ってくる前だったかしら?」
『そんな前から……』
来る前から考えてたのかな?
スミレの言動が俺を悩ませているのは確かで、どうしてそんな話をこのタイミングで言ったのか、余計にスミレの事が分からなくなった。
「そんなことより、早く寝なさいよ?」
ニッコリ笑い、寝室へと消えて行く背中に『あのさ』と声を掛けると振り向き様に「大切にしなさいよ?」と言われた。
『え?』
「スミレちゃんの事。強く見えるけど傷つきやすい子だから、ちゃんと守ってあげなさいよ?」
『そんな事、俺が一番解ってるし、言われなくても守るよ!』
なんて言ったけど、まだまだ知らないスミレがいるのも確かで、アイツを守る資格なんていまの俺にはない。
『……おやすみ』
ニヤける友紀ちゃんと別れトイレを済ませた後、手を洗いながらふと目線を上げると『なんか瞼が腫れてる?』
眠りながら泣いていたのか、それを示すように瞼が腫れていた。
『ハァー』
身震いしベッドから出ると、トイレに行くためドアへ向かった。
ガチャッと小さく音をたて開いた扉の隣に人影が見えた。
『──うわっ……スミレ?』
目を凝らし見ると、体育座りのまま寝むるスミレいた。
倒れてきたスミレを受け止めると体が冷えきっていた。
『なんでこんな所に....』
顔を隠す髪をかきあげ、顔を覗くと子供のような寝顔があった。
スミレを起こそうと肩に手を置き少し考えお姫様抱っこし部屋に戻ると、ベッドに寝かせ再び部屋を出た──
「誰?晴斗?!」
階段を下りていると、通りかかった友紀ちゃんが声を掛けてきた。
『友紀ちゃん、まだ起きてたの?』
「うん、録画してたドラマ観てたの。こんな時間じゃないと体が開かないから
それより、大丈夫?」
『なにが?』
何の事を訊かれているのか分かっていたけど、知らない振りをした。
「スミレちゃんの事、ビックリしたでしょ?」
『まあ……。』
「どこかのタイミングで話したいって言われた時は驚いたけど、あの子にはあの子なりの考えがあるだろうから、あえて反対はしなかったけど……
晴斗が出ていった後、泣きそうな顔して「こうなることは分かってましたから」って無理しちゃって......」
ため息混じりに呟いた言葉を聞き、自分を責めた。
『そっか。......スミレにその話されたのっていつ頃?』
「ん~……あ!、何年かぶりに来た日の、晴斗が帰ってくる前だったかしら?」
『そんな前から……』
来る前から考えてたのかな?
スミレの言動が俺を悩ませているのは確かで、どうしてそんな話をこのタイミングで言ったのか、余計にスミレの事が分からなくなった。
「そんなことより、早く寝なさいよ?」
ニッコリ笑い、寝室へと消えて行く背中に『あのさ』と声を掛けると振り向き様に「大切にしなさいよ?」と言われた。
『え?』
「スミレちゃんの事。強く見えるけど傷つきやすい子だから、ちゃんと守ってあげなさいよ?」
『そんな事、俺が一番解ってるし、言われなくても守るよ!』
なんて言ったけど、まだまだ知らないスミレがいるのも確かで、アイツを守る資格なんていまの俺にはない。
『……おやすみ』
ニヤける友紀ちゃんと別れトイレを済ませた後、手を洗いながらふと目線を上げると『なんか瞼が腫れてる?』
眠りながら泣いていたのか、それを示すように瞼が腫れていた。
『ハァー』


