「あいつか?……はーい」
ゆっくり玄関まで歩く、そして扉を開けると…
「よっ♪」
夏目 玲がいた
「………何?」
「何?じゃねぇよ!ほら、早く学校行こうぜ!」
玲は高校に入ってすぐに出来た女友達だ
たまたま家が近所だったので毎朝俺を迎えに来ている……まぁ、頼んでいないが……
「まだ準備が出来てねぇし、待ってろ」
「早くしてよ~」
玲は軽く眉間にシワよせて、頬を膨らませながら腕を組む
「はいはい」
玲をその場で待たせ、ゆっくりと扉を閉める
「え~と……カッターシャツどこだったかな…」
家中をガサゴソと探し出す
陸の家にはタンスがないので代わりに百均で売ってるような三段の引き出しがある
そして一番下の引き出しを開けてみるとあった
「おっ、あったあった」
ランニングシャツと一緒に出して着た
「あれ?今度はズボンどこだ?」
た家中をガサゴソと探し出す
「あっそういえば…」
寝ていた布団をどかすとズボンが真っ直ぐときれいな形で見つかった
「どうも最近忘れやすいな……まぁいいか」
陸は笑いながらズボンをはく
「これで……いいか…な?」
周りをキョロキョロ見渡し最終確認する
「よし、オッケー」
きっちり準備が出来た陸は