いつもと変わらない朝……
いつもと変わらない通学路……
いつもと変わらない学校生活……
だがそれはあるひとつの出来事がきっかけでいつも通りの日常がくずれていった……

「ふわぁ~あ…」
朝の7時…少年がいつも通りに起床した
この少年の名は刹那 陸
身長は百七十前後で顔立ちもきれいで目が黒い赤色だがどこにでもいそうな高校生
高校1年で普通の生活を送っている
「……飯でも作るか……」
自室を出て台所へ向かう
両親は陸が十歳の頃に他界し、親戚に頼らずバイトをしながら一人暮らしをしている
台所へ着くと冷蔵庫を開けて見ている
「卵と冷やご飯しかねぇな……帰りにスーパーに寄ろ…とりあえず朝食は卵かけご飯だな」
冷蔵庫から冷やご飯と卵をとりだし冷やご飯をレンジで温める
卵は割って皿に移し少量の醤油をたらしかき混ぜる
チンと温め終わったご飯をとりだし、卵をかけてまたかき混ぜる
朝食を机の上に置いた
出来上がった卵かけご飯を勢いよく食べる
それが食べ終わったら机の上に常備しているチョコレートを食べて終了だ
「ごちそーさん」
朝食を食べ終わり、台所へ持っていって洗おうとしたとき
ピンポーンとインターホンの音が鳴った