子供の頃から、父親をパパと呼んでみたかった。



でも存在しないのに言うのはなんだか哀しかった。
だから呼べなかった。
            
「パパ…か。」
            
あたしはベットに寝転んだ。


「まさかね。」


そうよ。あんな奴が父親なわけないわ。顔がちょっと似てるからって何勘違いしてるのかしら。


「ねぇ、ミーシャ。」


にゃあ〜

「ふふ。」


ポン♪


「あ…仕事!!」