「あぁ、俺の場合は

専門学校で習った知識

そのまま使えて

即戦力って感じで

働けてたからな」

「なるほど〜」

薮と玉森は声を

揃えてうなづく。

「…じゃ、

なんで辞めたの?」

素朴な薮の質問。

「…」

思わず固まる高木。

「そもそも、

なんでパティシエ

だったわけ?」