「じゃ、俺の方の

希望を言うけどいいかな、

玉森くん」

「はい」

玉森は神妙な顔で

小林を見つめる。

高木も背筋を伸ばして、

小林を見る。

「まず、貸せるのは来月からだ」

「はい」