「ん〜、…ピッチング?」

玉森がはぐらかすように

惚けた顔で高木を見る。

「お前なぁ…。

しかもお前、

ノーコンだったじゃねーか」

「あ、そういうこと言う?」

「本当の事だろ。

モテるからって理由だけで

ピッチャーやってた

だけじゃねーか」