「そう木崎くんっ!イケメンと思うやろっ??」

「うん、思う♪」

「やろ?!で、恋してないん??」
「はあああっっ?!?!」


大声を発したせいで、みんながあたしを一瞬みた。


「藍沢ーうるさいで~!」

「ごめんごめんっ、どーぞお話続けてっ!」



木崎くんもあたしを見てきたので、軽くお辞儀をしてみた。

そんなの無視って感じで
すぐみんなの方に顔を戻した。


むーっっ
あいつ、シャイでもあり無愛想なんか!!



すると優奈が思いっきりあたしの腕をつかんで騒ぎ始めた。


「ねーっっ今、奏太がこっちみたの!絶対あたしよねっ♪」


「あーはは、てかあんたもう名前呼び捨てかいw」


「彼氏になる前の予行練習やっ!」

「なるほどっす!先輩っ!」


あたしは優奈を先輩として、拍手を送った。