ミルフィユと猫被り



「なんもしなければそのままだけど、うっかり衝撃を与えると『好き』って気持ちが膨らんで吹き出しちゃうんだよ。だから、サイダーと一緒。」


「ぢゃあ…あんまり刺激しないで下さいね?」


「なんで?」


「失恋した男に優しい言葉かけたり笑ったり泣いたり…そーゆーのって好きになれって言ってるのと、同じなんですからね!」



ちょっと照れ臭いようなはにかんだ顔。


そんな顔されたらあたしだってどーなるか分からないんだよ?


なんか……変わらないな。


こーやって、疾太と話して、バカやって、笑って。


…それだけでも、『幸せ』って、思えることが『幸せ』だな。