「うん?つか、幼なじみだし。」


『ぢゃあ、話早ぇーよな?そいつにさぁ、アド教えてぃい?』


「?いーよ、別に。」


『ありがとっ!そんだけっぢゃーなっ!!』



わけ分かんねぇな……


終話ボタンにかけた指に力をかけぐっと押した。



「どした?」



兄貴がスパイクの手入れをしながら何気なく聞く。



「ん?んーん、別に。」



俺が簡単にはぐらかすと、下から母さんの怒鳴り声が響いた。