この声が届くまで






しばらく話していたら
パッと証明が一気に消えた




「 ハッピバースデーあ~や~♪ 」




え、愛彩?


何かと思えば誕生日の歌とともにでっかいケーキ

それを中央に笑顔で持ってくる莉央ちゃん




「 ハッピバースデートゥーユー♪ 」




夢のようだった

みんなが一緒に歌ってくれて、
ローソクの火を一気に消して。




「 うぅー…グズッ…みんなありがとう~ 」




やっぱり愛彩は泣いていた