この声が届くまで






「 夢芽ちゃーん、愛彩のとこおいで 」

「 やったぁ~愛彩ちゃん大好き 」




夢芽ちゃんと2人でずかずかと歩いてく

後ろなんて振り向かずに




「 愛彩! 」




何でだろう

自然と足が反応してしまう


振り向きはしないけど立ち止まって




「 誕生日プレゼント 」




そういって後ろから首に掛けられたもの




「 首輪 」

「 う、うそ…… 」




可愛いハートのネックレスだった