この声が届くまで






「 なんで別れたの? 」

「 ……… 」

「 あの時見たの?それとも他に何かあるの? 」




答えられなかった




「 嫌いになったわけじゃないんでしょ? 」




コクン…

ゆっくりと頷いた


嫌いじゃない

嫌いになれるわけない



むしろ、嫌われちゃったよ…




「 だったらなんで… 」