「なんなら俺と同じ授業受けるか?」
「もう、風間君はすぐに調子いいこと言うんだから。」
「何言ってんだよ。愛穂!俺に全て任せておけ!」
「…はぁ。呆れた。…もう遠山君に変なこと吹き込まないでよ。」
「なんだよ?変なことって!失礼だなぁ。俺はただなー…。」
日高さんと風間君はそのまま討論のように言い合いを続ける。
うわぁ。
これがクラスメイト同士の馴れ合いって感じ?
俺…ずっとこういう日常に憧れていたんだよなぁ。
アメリカじゃ、俺には正直こんな馴れ合いなかったもん。
日高さんたちを見ながら笑みを浮かべていると、
「遠山君。寮も同じってのもあるけど、教室の席も前後だし。困ったことがあったら僕にも気軽に言ってね。何でも協力するからさ。」
彼方君が優しい笑顔で声をかけてくれた。
「…うん。あ、ありがとう。」
「改めて、これからよろしくね。」
そんな彼方君に俺は「こちらこそ」と言葉はまだぎこちないが力強く頷いた。
はぁ…。
彼方君の笑顔見るとなんかすごく心落ち着くなー。
それにみんな、凄くフレンドリーな感じ。
俺、ますます嬉しくなっちゃった。
不安だったけど、この感じならクラスにも馴染んでいけるかも。
これからの寮生活もそうだけど学園生活もなんだかすごく楽しみになってきたな。

