あたしは、今までのことを正直に話した。
怒られるかな?なんて内心ビクビクしながら。
「あ~なんか納得かも」
「たしかに。いきなり、付き合いましたとかおかしいと思ったんだよね」
「てか、そんなに大変なら、うちに来ればいいのに」
「そだよー、あたしらにも相談しろって!?」
意外な言葉がかけられた。
みんな言いたい放題。
だけど、優しく包み込まれる気分だ。
それがおかしくて、思わず笑った。
「香織~、あたしら真面目に言ってんだけど?」
なんて、からまれるけど、今はそれが嬉しくてしかたがない。
今までみんなのこと、お昼いっしょに食べて、授業を一緒に受けて、一人にならないためのグループだと思ってたけど違った。
あたしはちゃんと、このグループに友達としているんだね。
それがすごく嬉しい。
「それで、香織は花木くんのことどうするの??」

