プリン。
ケーキ。
ゼリー。
なんにしようかなあ。
「うるさい。」
「え。」
突然あたしの思考にはいる声。
横を見ると、綺麗な人がいた。
もしかしてあたし、
「一人言やめたら?」
あ~、やっぱり。
またやってましたか。
イライラしてたからより増してたかも。
「すいません。」
と、一応謝り、今度は黙って物色を再開しようとした。
あれ?
なんか、今の人…見たことあるような。
あたしは恐る恐るもう一度、隣にいる女を見た。
瞬間、目がバチッと合う。
「あ……」
この人、たぶんだけど雄大の家に来てたストーカー(らしき人)だ。
あたしはすぐに視線をそらしたけど、遅かった。
気づいたときには、腕をつかまれ、外へと連れてかれた。

