今日から新学期が始まろうとしていた。
今年は、奇数の学年だから、クラス替えはない。
だから、心友の「りか」とも一緒だ。
私は、教室に足を踏み入れた。
ここからが、はじまりだったのだろう。
「ルコおっはよ~」
そういって、りかは私に抱きついてきた。
私よりも、少し身長の高いりかが
少し自分より低い子を抱きしめるのを見れば
誰だって、びっくりするだろう。
「おはよう‼」
私はギュ~とりかに抱きついた。
そういって、私達は、自分の担任の先生発表
とか、転入生とかを迎え入れるために、
全校朝会のため、校庭にでた。
