私がしたことは
『いじめ』の一種だ
という事に。気づいた瞬間は何も考えられなかったというか。
考えたくなかった。
死にたくなった。
『いじめ』は絶対にしない。ときめていたのに。
私がしてしまった。
最低だ。
私は最低な人間だ。
ゆりに謝りたくなったが、
りなに止められた、
「ルコ?ゆりに謝りに行こうとしてるんでしょ?」
心を読まれた気分だった。
「…うん。」
「たぶん。ゆりはルコの事怖がると思う。反省もすると思う。
だけど、きちんと反省しようと思うんじゃないかな?」
いい事なのか、悪い事なのか、わからない言葉を投げかけられた。
謝ることをとめられる。でも、謝らなければ反省する。
どうしていいのか、わからずに、時間だけが、ただ、ただ、
すぎていった。
