その中で、朝、いつも遅刻してきていた女の子がいた。
その子の名前は「れい」
家は貧乏で。大家族。
れいの下に兄妹が4人か5人いる。
しかも、れいと、ほかの兄弟は父親が違うのだ。
そして、噂では。
「赤ちゃんができる、薬を飲んでいる」
とかいう噂があった。
内心。「こんな家計が大変なのに、子供作る薬飲むか?」
とか「アレしないと子供できないんだろ?」
とかが内心だった。
そして、2時間目くらいに来た時、
蘭子と、まいがれいの机を取り囲み、
「なんでさぁ~いっつも遅いわけぇ~?」
「いっつも、なんなわけぇ~?」
そういった。れいは、下を向いたまま。
ともは昔蘭子の事が好きだったらしく、蘭子の方に見方するのだ。
「お前さ~きもいんだから、学校くんなよ。」
ともがいった。
れいは、その瞬間泣きだした。
「何ないてんだよ~泣いて許されるとでも思ってんの~はは」
蘭子が笑った。
まいは、れいの髪を持ち、
「上むけよ‼」
と強引に上を向かした。
これが始まり。
